会社紹介動画の撮影日が決まると、「当日までに何をしておけばいいのだろう」と気になるものです。カメラの前に立つ社員の方への声かけ、撮影する場所の片づけ、社内への周知。ふだんの業務と並行して進めるとなると、なおさら不安に感じるかもしれません。

先に結論をお伝えすると、撮影当日をスムーズにする準備は、大きく四つにまとめられます。撮影場所の確認、出演者への共有、写り込みと許可の確認、そして当日の流れの共有です。この四つを前もって押さえておけば、当日は撮影そのものに集中でき、仕上がりにもよい影響が出ます。

この記事では、会社紹介動画の撮影準備として、当日までにやっておきたいことを順番に整理しました。インタビューをうまく撮るためのコツも紹介しています。

この記事の結論

撮影当日の質は、事前準備で決まります。撮る場所を下見して明るさや音を確かめ、出演者には内容と質問を早めに共有し、写ってはいけないものと許可を洗い出し、当日の流れと窓口役を決めておく。この四つが整っていれば、当日は安心してカメラの前に立てます。

撮影準備の前に確認しておきたいこと

撮影の準備に入る前に、動画の目的や構成、どの場面を撮るのかが決まっていることが前提になります。「誰に見てほしいのか」「何を伝えたいのか」がはっきりしていると、撮るべき場所や話してもらう内容も自然と決まっていきます。

まだ構成が固まっていない場合は、会社紹介・PR動画を依頼する前に決めておきたい5つのこともあわせてご覧ください。ここからは、構成が決まり、撮影日も見えてきた段階で取り組みたい準備を紹介します。

撮影場所の確認

撮りたい場所をリストにする

まずは、構成に沿って撮影したい場所を書き出してみましょう。外観、受付、オフィス、会議室、工場や作業場、倉庫、店舗など、場面ごとに「どこで撮るか」を決めておきます。インタビューを撮る場所は、落ち着いて話せる部屋を別に用意しておくと安心です。

明るさ・音・電源を確かめる

映像の印象を大きく左右するのが、明るさと音です。窓からの光がどの時間帯に入るか、空調や機械の音、外の車の音が気にならないかを、できれば撮影する時間帯に確かめておきます。照明や機材のために電源を使うこともあるので、コンセントの位置も見ておくとスムーズです。

可能であれば、撮影前に下見や打ち合わせの時間をとり、制作側と一緒に場所を回るのがおすすめです。写真を何枚か撮って共有するだけでも、当日の準備がしやすくなります。

片づけと見せ方を整える

ふだん見慣れた職場でも、映像にすると意外なものが目立ちます。机の上の書類や段ボール、配線、掲示物などは、撮影前に整えておきましょう。ただ、きれいにしすぎて生活感がなくなると、かえって職場の雰囲気が伝わりにくくなることもあります。「いつもの職場を、少しだけ整えた状態」を目安にするとよいと思います。

稼働中の現場を撮る場合

工場や店舗など、営業しながら撮影する場合は、安全の確保と業務への影響を考えておく必要があります。立ち入ってよい範囲、ヘルメットなどの装備、撮影してよい工程とそうでない工程を、事前に現場の責任者の方と確認しておくと安心です。

出演者への共有

出演者を早めに決め、本人の了承をとる

インタビューや作業風景に出ていただく方は、できるだけ早めに決めて、本人に了承をとっておきましょう。動画がどこで公開されるのか(Webサイト、YouTube、SNS、採用説明会など)も、あわせて伝えておくと安心してもらえます。

撮影内容と質問を事前に共有する

当日いきなり質問されると、誰でも緊張してしまいます。インタビューの質問は、事前に共有しておくのがおすすめです。ただし、答えを文章で書いて覚えてもらう必要はありません。台本を読むように話すと、かえって硬い印象になりがちです。「こんなことを聞きます」と伝え、話したいことを頭の中で整理しておいてもらう程度がちょうどよいと思います。

服装と身だしなみ

服装は、会社の雰囲気が伝わるものを選ぶのが基本です。制服や作業着がある会社なら、それを着て出ていただくと、仕事の様子が伝わりやすくなります。そのうえで、次のような点に気をつけておくと安心です。

  • 細かいストライプやチェックの柄は、画面でちらついて見えることがある
  • 真っ白・真っ黒の服は、明るさの調整が難しくなる場合がある
  • 他社のブランドロゴが大きく入った服は避ける
  • 名札や社員証に個人情報が書かれていないか確認する
  • 制服は汚れやしわを確認し、必要なら替えを用意しておく

写り込みと許可の確認

撮影後に「この部分は公開できない」と分かると、撮り直しや編集での対応が必要になってしまいます。写ってはいけないものは、事前に洗い出しておきましょう。

  • パソコンの画面、ホワイトボード、書類などに書かれた社外秘の情報
  • 取引先やお客さまの名前、ロゴ、製品
  • 映りたくない社員の方、来店中のお客さま
  • 壁に貼った掲示物やカレンダーの個人情報
  • 公開していない製品や設備、工程

撮影場所の許可

自社の敷地以外で撮影する場合は、施設の管理者や、場合によっては道路や公園の管理者への確認が必要になることがあります。ドローンで空撮する場合も、飛ばす場所や方法によって確認や手続きが必要です。空撮を考えている場合は、ドローン空撮でできること|PR映像に空撮を入れるメリットと注意点もあわせてご覧ください。

出演者の同意と、退職後の扱い

見落としがちなのが、出演した方が将来退職したときの動画の扱いです。そのまま公開を続けるのか、差し替えを検討するのかなど、社内で方針を決めておくと、あとで迷わずにすみます。社員の方が出演する採用向けの動画については、採用動画で伝えるべきことでも紹介しています。

当日の流れを共有する

撮影当日は、制作側と会社側で同じ流れを頭に入れておくことが大切です。おおまかには、次のような流れで進むことが多いです。

  • 到着・ごあいさつと、当日の流れの最終確認
  • 撮影場所の確認と、機材の準備
  • 外観や職場の風景、作業の様子の撮影
  • 社員の方のインタビュー
  • 代表・責任者のメッセージ
  • 撮り忘れがないかの確認と、追加の撮影
  • 片づけ・撤収

どの時間に誰が出番になるのかが分かっていると、出演者の方も業務の段取りがしやすくなります。撮影の順番は、光の向きや職場の稼働状況によって入れ替えることもあるので、当日は少し余裕を持ったスケジュールにしておくのがおすすめです。

窓口になる担当者を決めておく

当日は、社内の窓口になる担当者の方にできるだけ立ち会っていただけると助かります。「この場所は撮っていいか」「この人に声をかけてよいか」など、その場で判断が必要なことが意外と多いからです。窓口がひとりに決まっていると、確認がすぐにすみ、撮影もテンポよく進みます。

インタビューをうまく撮るコツ

最初は雑談から始める

カメラの前に座ると、誰でも緊張します。いきなり本題に入るより、少し雑談をしてから始めると、表情も声もやわらかくなります。言い間違えても撮り直せること、うまく話そうとしなくてよいことを、最初に伝えておくのも効果的です。

質問の言葉を含めて答えてもらう

編集では、聞き手の質問をカットして、話している方の言葉だけを使うことがよくあります。そのため、「入社のきっかけは?」と聞かれたら「入社のきっかけは〜」のように、質問の言葉を含めて答えてもらうと、言葉だけで意味が通じるようになります。事前にお願いしておくと安心です。

キーワードのメモで話してもらう

文章を覚えて話すと、どうしても読み上げているような口調になります。話したいことをキーワードで箇条書きにしたメモを手元に置き、自分の言葉で話してもらう方が、その方らしさが伝わります。

目線をどこに向けるか決めておく

カメラを見て話すのか、横にいる聞き手を見て話すのかで、映像の印象は変わります。どちらにするかは構成によって決めるので、撮影の前に確認しておくと、出演者の方も迷わずにすみます。

前日までのチェックリスト

  • 撮影場所の片づけと、写ってはいけないものの確認
  • 出演者への当日の流れ・質問・服装の共有
  • 社内への撮影日の周知と、映りたくない方の確認
  • 敷地外で撮る場合の許可
  • 当日の窓口担当者と連絡先
  • 駐車場所と、機材の搬入経路

まとめ

会社紹介動画の撮影当日をスムーズにするのは、事前の準備です。撮影場所の明るさや音を確かめ、出演者には内容と質問を早めに共有し、写り込みと許可を洗い出し、当日の流れと窓口を決めておく。これだけで、当日の段取りはぐっと楽になり、出演する方も落ち着いてカメラの前に立てます。

K Design では、構成づくりの段階から撮影当日の進め方まで、一緒に確認しながら準備を進めています。撮影の進め方については映像制作・撮影のページでも紹介しています。準備に不安があるときは、どうぞお気軽にご相談ください。

会社紹介動画のご相談はこちら構成づくりから撮影当日の段取り、編集まで担当します。お見積りは無料です。

会社紹介動画を相談する